症例 30代 女性
経過
初回
10年前に第一子を出産し、8年前には子宮外妊娠で左卵管を切除している。第二子が欲しいため6年前より不妊治療を行っている。受精卵の移植を検討しているようだ。不妊治療に鍼灸が期待できると聞き、施術に来られた。腹、特に下腹部に力が無く、反応点が顕著で足の冷えがつらいようだ。
2回目
前回の施術後、体が温かくなり、肩も軽くなった様子だった。下腹部、特に子宮の反応点はまだあまり改善が見られない。そこで家庭でのセルフケアを徹底するように指導した。
5回目
下腹部の反応点に改善が見られた。また、冷えにも改善が見られた。
9回目
子宮など、下腹部の反応点は顕著に改善している。産婦人科医から翌月に受精卵を戻す相談をされているらしい。しかし今の状態では少し心配もあるので、さらに状態が改善してからの方がいいのではないかと提案した。
13回目
この日の午後に受精卵を移植することになっている。反応点は、かなり改善しているので「大丈夫ですよ」と自信をもって送り出した。
最終
移植後も施術を継続していたが、この日に着床の確認がとれたようだ。
施術のポイントと反応点の状況
膀胱、子宮、卵巣の反応点を重点的に施術した。同時に体調管理に気を配った。
施術の経過と感想
出産の経験者であり、難しい問題点は無いと考えられる。しかし、妊娠には受精卵移植後、あるいは着床後の子宮の状態が非常に重要であると考えている。この例は子宮環境を整える日数を要したが、通院による体調管理に加えて、家庭でのセフルケアが良い結果を導いたと思っている。現在も施術は継続中であるが、胎児は順調に成長している。
反応点治療研究会
たつの市 あっぷるはりきゅう院 黒田耕生
本症例は一例であり、同じ病名や症状であっても、施術による変化には個人差があります。
また、本症例の結果が鍼灸の一般的な効果を示すものではありません。

コメント