研究会や勉強会を開催し、会員相互の知識・技術の向上を図ると同時に、反応点治療の普及を目指す研究会

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ようこそ反応点治療研究会へ

2018年12月29日に反応点治療研究会さんが掲載

会長挨拶 岸本直樹

私の反応点治療との出会いは鍼灸学校時代でした。創始者である河村廣定(当研究会顧問)の講義を受けたことがきっかけでした。皮膚に体の状態が現れ、かつそこが鍼灸刺激を施すポイントでもある。私はこの考え方にぐっとのめりこんでいきました。

私たち反応点治療研究会では指先で感じ取る反応点を基に考え鍼灸治療を進めます。簡単に言いますと内臓や器官、筋肉からの痛みが中枢を介して皮膚に特異な状態となって現れた皮膚領域が反応点です。これを認識した上で鍼灸刺激を加え、この皮膚領域の変化を確認します。そうすることによって刺激の方法は適切か、刺激量は十分かを判断していきます。

反応点を習得した者は同じ基準で皮膚を認識します。共通認識を持った者同士が実験やデータ収集を行いながら研究を行っています。

これから先にはさらに多くの仲間が増えていくと思います。そして共に様々なことに挑戦していきたいと思っています。またより多くの患者の皆様の健康づくりに貢献できるよう取り組んでまいります。

反応点治療と再現性 顧問挨拶 河村廣定

私が若い頃、鍼灸を科学的に分かりやすい医療にしたいとの思いから、大学の生理学教室で神経の研究に従事しました。また鍼灸治療院を開いて患者さんと向き合い、同時に学生の教育に傾注しました。それらの経験や知識の集積から反応点治療が誕生したと思っています。

反応点治療の理論は、すべての疾病は皮膚の自律神経に反映し反応点を形成する、同時に筋肉を緊張させて痛みの原因になることです。そこに鍼灸刺激を加えると、自律神経が疾病などの修復に、また筋緊張を緩和させて痛みを取り除きます。これら反射性の作用(神経学的な機序)に由来しています。

私達は、指先の感覚をとても大切にしています。皮膚に指先で触れて自律神経が教えてくれるシグナル(反応点)から障害を察知する、いわば職人鍼灸師のグループです。

反応点治療では個人個人に異なる病的状態を皮膚から感じ取り、内臓疾患などではその皮膚に、筋肉の痛みではその筋肉に施術します。患者さん個人に合わせて的確な施術が可能です。また予防医学の分野においても効果が期待できます。
誰もが同じ場所を指摘できる、施術による反応点の改善を認識できることを誇りにしています。

医療はIPS細胞による再生医療・新薬開発など目覚しい発展をしてきましたが、未だ腰の痛み、肩の張りをはじめ、自律神経系のお悩み、めまい感など患者さんの悩みに十分にお応えしていません。
私共はそんな方々に安心と希望をお届けしたいと存じます。単なる経験医療としての東洋医療から、患者さんに説明できる鍼灸治療を心がけています。